北海道のアウトドアサウナ...冬には"氷に穴をあけて"つかることも

議連の幹事を務める立憲民主党の石川香織衆院議員。北海道11区選出で、地元に戻った際は友人と共に月1回ほどのペースでサウナを楽しんでいるという。石川議員の地元は帯広市や十勝といった雄大な自然が売りの地域。アウトドアサウナも盛んで、石川議員自身、農家の人が趣味でやっているサウナに入ることもあると話す。
写真はトレーラーに設置されたロウリュサウナで、ストーブで熱したストーンに水をかけサウナを楽しんだあと、雄大な景色を見ながら冷えた外気でリラックスする。また、冬の期間はサウナで体を温めた後、凍った湖などに穴をあけてドボンと水につかる「アヴァント」にも挑戦した。「議員の仕事で疲れた後に、サウナに入って"ととのう"という意味がよく分かった」と話す石川議員だが、今の法律では、北海道の雄大な自然を活かしたサウナを楽しみにくいと指摘する。

テントなどによるアウトドアサウナも公衆浴場法の適用を受けることになるのだが、その設備条件は極めて厳しく「男女別の更衣室」や「水着に着替えてトイレ」などが必要(日本サウナ学会)とされていて、数日のテントサウナイベントを開くには、法律はあまりにも厳しすぎるという。石川議員は「法律の不備を改め、北海道でのアウトドアサウナの普及に力を入れたい」と強調した。
日本の人口あたりの公衆サウナの数はフィンランドやドイツを抜いて世界最大規模(日本サウナ学会)で、ブームの到来でサウナの認知度も上昇しているという。今後、法律面を含めてサウナ普及の条件が"ととのう"には、超党派議連がしっかりと"汗をかく"必要がありそうだ。
毎日放送報道情報局 解説委員 三澤 肇














