大臣辞任後"人生どん底"から立ち直れたのは「サウナとランニングのおかげ」

この日の会合にも出席した自民党の稲田朋美衆院議員は、自宅にサウナをわざわざ設置するほどの愛好家で、一畳ほどの広さのサウナにはストーブが置かれ、熱したストーンに水をかけ蒸気を発生させる本格的なスタイルだという。

稲田議員の自宅にあるサウナ

母親の影響もあり、サウナに入り始めたのは中学3年生のころ。今では朝5時台にランニングをした後サウナに入り、デトックス効果で集中力を高めた後、国会議員としての仕事をこなす。この「ランニング+サウナ」のコンビネーションが"格別"だという。

(稲田朋美衆院議員)
「防衛大臣を辞めてからやりだしたんですよ。あまりにも"人生どん底"だったから」

5年前に南スーダン日報問題で防衛大臣を辞任した後、身も心もボロボロで「うつ病」になりかけたというが、そのどん底から救ったのがサウナとランニングだった。稲田議員は「汗と共に嫌なことも全部忘れられる」と話すが、今では休みの日に3時間サウナに入ることもあり、その間に講演内容や政策などについても考える絶好の機会になっているという。一方、法律家の視点から、稲田議員は「サウナと公衆浴場の規制は本来違うはず。サウナは今や一つの成長産業であり、サウナに即した規制改革が必要だ」と話した。サウナ開業の根拠となる法律の一つが「公衆浴場法」だが、実は様々な問題点が指摘されており、特に最近ブームの「アウトドアサウナ」では、それが顕著だという。