SNS上で知り合った人物から「公開されていない良い条件の取引がある」などと株への投資を勧められ、石川県白山市の50代男性が現金あわせておよそ2700万円をだまし取られる詐欺被害に遭いました。

2025年4月初めごろ、白山市の50代男性のSNSアカウントに、経済学者のアシスタントの女を名乗る人物から株式投資を呼びかけるメッセージが届きました。

もともと投資に興味があった男性は2025年4月7日からやり取りを始め、その人物から「一般公開されていない良い条件の取引がある」などと勧められました。

話を信じた男性は2025年6月3日から7月16日までの間に、指定された個人名義の複数の口座に7回にわたって株の購入名目で現金あわせておよそ2700万円を振り込んだということです。

アシスタントの女を名乗る人物から紹介されたサイト上で利益が出ているのを確認した男性が、利益を引き出したいと申し出たところ、手数料として追加の振り込みを求められたことで、男性は詐欺に気付いたということです。

警察はやり取りの履歴から容疑者の特定を進めるとともに、会ったことない人からの投資話は詐欺と疑うよう呼びかけています。