きょうから9月ですが、猛烈な暑さが続いています。今年の夏の平均気温が統計史上最も高かったことが分かりました。平年と比べ、+2.36℃と記録的な暑さでした。

きょう、始業式を迎えた東京都内の小学校。夏休みを終えた児童が元気いっぱいに登校しましたが、新学期になっても変わらないのが「暑さ」です。

「(きょうは)倒れそうなくらい暑い」

きょうは東京都心で最高気温36.4℃を観測。年間の猛暑日の数が26日目となり、最多記録を更新しました。

先ほどの小学校では…

葛飾区立北野小学校 景山与賜也 校長
「これが鳴ったら、残念ながら休み時間に外遊びはできない」

熱中症のなりやすさを示す「暑さ指数」が「31」を超えたら、児童の外遊びを中止しているのです。

葛飾区立北野小学校 景山与賜也 校長
「子どもたちの命を預かっていますので。熱中症にかからないための判断・基準をしっかり持ってのぞまなきゃいけない」

気象庁からもこんな発表が…

気象庁 異常気象情報センター 及川義教 所長
「2025年の夏の日本の平均気温は+2.36℃。1898年の統計の開始以来、最も高い値となりました」

気象庁によりますと、今年6月から8月までの平均気温は平年と比べ、+2.36℃。これまでの統計史上1位だった去年・おととしの+1.76℃を大幅に上回り、3年連続で統計史上最高となりました。

きょうも埼玉県の鳩山や名古屋、富山などで38℃台を観測。この危険な暑さ、今月中旬までは続きそうです。