守選手の原動力、今は亡き母の存在

Q.守選手が陸上をやる上で原動力はありますか?

守:もちろん走るのが好きっていうのもありますし、一つの原動力っていうか、母がいつも天国で見てくれていると思いながら頑張っていますし、周りの親戚だったり家族がすごく応援してくれているので、その人たちのためにも、結果を出したらすごく喜んでくれるので、その人たちのためにも頑張らないとなっていう気持ちはあります。

守が高校に入学した直後、母は病気で亡くなった。

Q.お母さんの言葉や教えで、今も大切にしてることは?

守:高校入学前に「インターハイに行ってね」っていう言葉をかけられたのは覚えていて、頑張ろうっていうのは思いました。
※市立船橋高校3年時にインターハイに出場し、100m8位入賞。4×100mリレー4位(2走)、4×400mリレー7位(4走)。

Q.世界陸上で、お母さんにどんな姿を見せたいですか?

守:日本代表になってるって言ったら本当に喜んでくれるはずなので、その姿を見せたいっていうのもありますし、いい走りをしないと怒られるので(笑)恥じないような走りをしたいと思っています。変な走りは絶対見せたくないので。父もそうですし、親戚のみんなも多分見てくれていると思うので、絶対いい走りはしたいなと思っています。

9月の東京・国立競技場。憧れの大舞台で守はどんな走りを見せてくれるのだろうか。

守:(世界陸上は)ずっとテレビで見ていましたし、いつかは出たいと思っていた憧れの舞台です。9秒台を出すなら世界陸上の舞台でと思っていますし、初めての世界陸上、国際大会の日本代表となるので、あまり気負わず日本の観客の皆さんに良い走りをお見せできればなと思います。