盛岡市の内舘茂市長は1日、市内で和牛の繁殖に取り組む若手農家との座談会に出席し、経営の安定化と所得向上について意見を交わしました。

座談会は、内舘市長が就任直後の2023年9月から市民との直接対話の機会として実施しているもので、これまで50回以上に渡ってさまざまな団体と意見を交わしてきました。

今回は、市内の玉山地域で和牛の繁殖に取り組む若手農家を対象に実施され、経営の安定化と所得向上について意見を交わしました。
岩手県内の子牛の価格は全国と比べて安値となっていることが課題で、若手農家たちは課題解決に向けた子牛のブランド化への市の協力を求めました。

(和牛繁殖農家 嵯峨裕紀さん)
「生産者と関係団体と一緒になって考えていく仕組みを今から作っていただければいいな」
これに対して内舘市長は、ブランド化の推進に積極的に取り組む姿勢を示しました。

(内舘茂盛岡市長)
「ブランド化をするためには、先ほどは話し合いと言ったけど、みんなが一致して一致した方向に行って同じ戦略、方向で努力をする」

2日、任期の折り返しを迎える内舘市長ですが、座談会は任期の後半にも実施される予定です。