千曲市で畑のブドウがクマに食べられているのが見つかりました。市内の別の地区では10日ほど前にも収穫前のブドウがクマに荒らされる被害が相次いでいました。

被害にあったのは千曲市森のブドウ畑。


8月31日午前7時ごろ、ブドウの袋が落ちているのを見回り中の猟友会員が見つけ、畑の所有者の竹内久恵さんに連絡しました。


竹内久恵さん(79)「こういうのもみんなそう、こういう跡。ネットまで破いて、本当にきれいに一粒も残さないで。来てみたら驚いちゃって」

被害は、高級ブドウのシャインマスカットやクイーンルージュなど3種類、およそ120房に及びました。

今月10日ごろに収穫する予定でした。


竹内さんは、先月21日以降、畑には来ていなかったそうで、市では、クマが数日にわたって、畑に来て、ブドウを食べたと推測しています。

周辺からは、クマのものとみられるフンも見つかりました。

竹内久恵さん:「(クマは結構いる場所?)はじめて、ここに来て50年経つが。今までハクビシンくらいは出たが、まさかクマが出るなんて」

市内では8月にもー。


森地区から直線で2キロほど離れた倉科地区で、8月21日と22日、ブドウ畑がクマに荒らされる被害が相次いで確認されています。

クマは、食べながら帰ったのか、やぶの入り口にも、破られた袋が…。


今回の被害を受け、猟友会では、畑とやぶの間に捕獲用のわなを設置し、警戒を続けています。