防げなかった再犯…容疑者の人物像は?

 また、谷本容疑者の人物像について原田教授は、「後先を考えない衝動性」「人との距離感を誤り相手の気持ちを理解できない」と指摘。「過去の裁判でも“思考のゆがみは顕著”という指摘があった」ということです。

 谷本容疑者の再犯は防げなかったのか?2021年のデータでは、執行猶予で保護観察をつける割合は約6%にとどまっていて、裁判官が更生プログラムを強制できる制度が必要だという意見もあるようです。

 今後の捜査では、「エレベーター内で何があったのか?」「なぜ凶器を持つようになったのか?」などがポイントとなり、「精神鑑定が必要と思われる」とも原田教授は話しています。