暑すぎてセミが「夏眠」!?

再び、愛知県安城市の公園。クマゼミが増えているのは、果たして温暖化のせいなのか。

はっきりとはわかりませんが、子どもたちや所長の森下さんも「気になっている」ことがあると言います。

(子ども)
「抜け殻自体がとれてない」
「あんまり見つけられないかな」

(柿田公園管理事務所 森下千代子所長)
「(ことしはセミの抜け殻が)ものすごく減っている。(去年と比べて)半分まではいかないけど、それに近いものはある」

確かに、抜け殻の箱を去年と比べてみると、明らかに少ないことが分かります。

(農研機構 岸茂樹 上級研究員)
「昆虫よっては『夏眠』、暑すぎるから寝る。一番暑い時期を、避けるようになるのではないか。秋あるいは春に(出現の)ピークがずれるのではないかと思っている」

あまりの暑さにセミ自体が減っているのか、それとも今後は、真夏より後に、出てくる虫になるのか。いずれにせよ、私たちを取り巻く自然そのものがじわじわと変わっていることは確かです。

CBCテレビ「ニュースクロス」2025年8月28日放送より