子ども達の悩みは単純ではない

熊本市立出水南中学校 田中慎一朗校長「子ども達の多くは気持ちを外に出せずに1人で抱えた結果、選択肢が一つしかなくなったのではないか。そのため「サイン」を出してもらう努力は、実は大人がしなければいけない」

こう話すのは公認心理師の資格を持つ熊本市立出水南中学校の田中慎一朗校長です。「子ども達の抱える悩みは決して単純なものではない」と指摘します。
出水南中学校 田中慎一朗校長「まずはその気持ちを受けとめてあげること。学校に行きたくないとの言葉を発したということは、それまでにいっぱい乗り越えてきた壁がある。ようやくたどり着いて『実は僕は明日、学校に行きたくないんだ』との言葉を言えたので、その瞬間で終わった話ではない」