「毎日疲れてる…」「食べるのはアイスばかり」「帰ってきたらずっとソファにいる」
猛暑や生活リズムの乱れで起こる“夏疲れ”。
夏疲れを解消し、今すぐできる“ちょい習慣”を消化器内科医の工藤あき氏に聞きます。

「夏疲れ」していませんか?

『ひるおび』で行ったアンケート(1万612人が回答)では、「夏の疲れを感じている」と答えた人は88%に上りました。

アロリエクリニック 消化器内科医 工藤あき氏:
連日暑いので、対策していてもちょっと外出したときに体調不良になられる方や、「室内で過ごしていてもふらつく」などを訴える方が、例年より多い印象があります。

「夏疲れ」とはどういうものなのでしょうか?

暑さによる疲労感や夏バテを繰り返すことで、自律神経の乱れからくる胃腸の不調やだるさが引き起こされます。
さらに夜更かしなどの生活習慣の乱れによって、腸内環境の悪化がおこり、体内時計も狂っていきます。
これにより夏疲れがさらに悪化し、更なる体調不良に繋がっていってしまうのです。

アロリエクリニック 消化器内科医 工藤あき氏:
現時点での「夏バテ」だけでなく、それが積み重なって自律神経の不調もつながると、慢性的な「夏の疲れ」になってしまいます。

「夏疲れ」を放置すると・・・

◆慢性疲労の固定化
・自律神経が乱れたままになってしまい、休んでも疲れがとれない
・日常生活が困難なほどの疲労感・微熱・睡眠障害などが続く「慢性疲労症候群」に似た症状へつながることも

◆消化器系の不調
・食欲不振など胃腸機能の低下が続く
・栄養不足や肌トラブルに

◆免疫力の低下
・栄養不足や体温調節機能の低下
・秋以降、風邪や感染症にかかりやすくなる

◆精神的な不調
・睡眠不足や自律神経の乱れで気力が低下
・不安感や抑うつ気分 集中力の低下につながる