仙台市が民間企業や大学などと新たな防災組織を立ち上げ、地震発生時に揺れを感知して自動的にブレーカーを落とし、火災を防ぐ感震(かんしん)ブレーカーの普及などを目指すことになりました。

仙台市役所で28日に開かれた初会合には、新たな防災組織「Xross Innovation BOSAI」を構成する仙台市や七十七銀行、東北大学など11団体の関係者が出席しました。

この組織は、地震による火災の犠牲者を今後10年間で半減させることなどを目標に仙台市が立ち上げました。

初会合では、地震が発生した際に自動的にブレーカーを落として、火災の発生を防ぐ感震ブレーカーの普及を目指していくことなどを申し合わせました。

アイリスオーヤマ 大山晃弘社長:
「地震関連火災において半分以上が電気による火災。我々による物づくりの知見を生かして感震ブレーカーの開発・普及に努める」

また、七十七銀行が取引先に対して、災害時の事業継続計画の策定支援を進めていくことになりました。この組織では、参加する団体が、それぞれの強みをかけ合わせて防災減災対策を進めていくということです。