29日に発表された帝国データバンクの情報によりますと、青森県青森市浪岡の(株)RECIPEは、8月28日に事業を停止し、事後処理を弁護士に一任して、自己破産申請の準備に入ったということです。

以下、発表内容の詳細です。

(株)RECIPEは、2010年(平成22年)5月に設立された木造建築工事業者で、住宅の新築といった木造建築工事を主体として、リフォーム工事、宅地分譲をはじめとする不動産事業も手がけ、ピーク時の2023年3月期には年売上高約8億9800万円を計上していたといいます。

しかし、常設展示場やリフォーム専門店の開設、大規模分譲事業などの拡大路線によって有利子負債への依存も高まるなか、収益力には乏しい状況が続き、資金面の圧迫要因が多い状態が続いていたといいます。

近時は、建築コストの上昇などもみられるなか、資金繰りは厳しく、取引先などからの協力も得つつ運営していましたが、資金繰りも限界に達して今回の事態となったということです。

負債は約2億8000万円とみられています。