習い事がビル1棟に集結
東京・中野駅から徒歩2分のところにあるのは『こどもでぱーと』(中野区)。

【ビル1棟に習い事が集約】されていて、3階には指導付き学童、4階は運動教室で8階は英会話教室などと10種類以上の習い事が入っています。

4月に大手不動産の『ヒューリック』が開業し、駅近という通いやすさに加え、ビル内での“習い事の掛け持ち”はエレベーターに乗るだけというのも大きなポイント。

『ヒューリック』新事業創造部・大久保立樹さん:
「1つのビルに集約することで、2つ3つ簡単に習い事を受けれるような仕組み。お子様の年齢に応じてワンストップでいろんな習い事が提供できる」
また、保護者からは「子ども向けの教室が揃っていて、“出入りする人が限られているので安心”」(40代母親)との声も。
ビル内に入っているのは習い事だけでなく、小児科をはじめ、待ち時間に利用できるカフェやピラティスなど保護者が楽しめるサービスも充実しています。
なぜ?大手印刷会社が「送迎サービス」
2月に大手印刷会社『TOPPAN』が始めたのは、【タクシーを使った習い事の送迎】サービス「こどもび®」です。

現在、東京の中野区・杉並区・新宿区で約30か所の習い事教室と提携していて、利用日の3日前までにLINEで予約すると、専門のドライバーが子どもを習い事まで送り届けてくれるシステム。(※小学生対象)
アプリで、リアルタイムの走行ルートが確認できたり、目的地での乗り降りも通知が届くので安心して利用することができます。

料金は「月額1000円の登録料+メーター料金+システム利用料300円」ですが、友達や近所の子どもと一緒に利用する「相乗りサービス」もあるので、利用料金を抑えることもできます。

それにしても、なぜ印刷業の大手が、子どもの送迎サービスを行っているのでしょうか?
『TOPPAN』土谷 滝さん:
「新たに街づくり事業として事業領域を広げる際に、“子育て層の課題解決”に取り組むことを決めた。現在200名以上の保護者が登録してくれている」
企業にとっても新たなビジネスチャンスになっている習い事。次はどんな新しいサービスが登場するのでしょうか?
(THE TIME,2025年8月28日放送より)