マイクロソフト創業者でゲイツ財団議長のビル・ゲイツ氏(69)が8月、3年ぶりに来日。5月に全財産を含む“30兆円の寄付”を発表し世界の注目を集めたゲイツ氏。どんな未来を目指しているのか、そして日本の印象など、TBSテレビ「情報7days ニュースキャスター」の取材の中で、安住紳一郎アナウンサーと大学生にその心の内を語った。

マイクロソフト創業者で知られるビル・ゲイツ氏、69歳。

彼が世に送り出した『Windows』は一時、世界シェア90%を超えたと言われるほど爆発的に普及。

“世界富豪ランキング”であるフォーブス長者番付では、約20年にわたり1位・2位に君臨した人物だ。

スタジオには 本人に質問をぶつけたい31人の学生が集まった。

日本での思い出は?子どもの頃は百科事典を暗記?

安住紳一郎アナウンサー:
ビル・ゲイツさんのことは、日本の若者は“歴史上の偉人”のように感じている所がありまして、同じ現代を生きる人間だということで、少し親近感が湧くような質問をさせて下さい。日本のお気に入りの場所や食べ物で何かいい体験があったら教えていただきたいと思います。

ビル・ゲイツ氏:
50年ほど前、まだマイクロソフトが小さい会社だった時、私は年に2~3回、日本を訪れていました。いつもホテルオークラに泊まり、向かいのしゃぶしゃぶ店へ行ったものです。

安住紳一郎アナウンサー:
(子どもの頃)百科事典や聖書を暗記したと聞いたことがありますがそれは本当ですか?

ビル・ゲイツ氏:
いえ全部ではありませんよ。聖書に『山上の垂訓』という部分があるんですが、教会の牧師がその部分を暗記したらごはんに連れて行ってあげると言ったんです。

安住紳一郎アナウンサー:
日本では百科事典を暗記したというふうに伝わってますよ。

ビル・ゲイツ氏:
いやいや…(会場笑い)

と、ゲイツ氏の人となりをちょこっと知った所で本題へ。