「人を恐れないクマ」対策と今後の注意喚起

会議では、室堂周辺で目撃されているクマは人を恐れず、逃げようとしないことから人身被害防止に向け、登山や観光で訪れた人に対し食料・ゴミの管理の徹底を呼びかけることや出没した場合の連絡態勢などを確認しました。

また、夏山シーズンで山岳警備隊への救助要請が増えていることを受け、クマから人を守る人員が不足しているという現状も共有されました。

富山県自然保護課 朝山弘康課長
「なかなかない異常な状況だと思っています。クマにエサをあげるとか、ごみを捨てるとかとなるとクマが人の食料に興味を持ってしまうので、絶対にやめていただきたい」

室堂でのクマの出没は来月下旬ごろまで続くとみられ冬眠に向けてエサを探しに行動範囲が広がることから、引き続き注意が必要です。