28日午前、石川県能美市や加賀市でクマの目撃情報が相次ぎました。いずれもけが人はなく、県や市が注意を呼びかけています。

能美市旭台1丁目の県道・小松辰口線では、28日午前9時半ごろ、道路工事の作業員から「山から山へクマが移動していく姿が見えた」と市の農林課に通報がありました。

能美市によりますとクマは体長1メートルほどで道路を挟んで西側から東側に移動していったということです。

現場は北陸先端科学技術大学院大学の近くの県道で、市の職員や消防が付近をパトロールしましたが、発見には至りませんでした。

また、午前10時45分ごろには加賀市熊坂町の県道・荒木田原町線でクマ1頭が目撃されました。

いずれもけが人はいませんでした。

石川県内では2025年1月から8月20日までにクマの目撃情報が196件寄せられています。

県ではクマを引き寄せる原因になるペットフードや生ゴミを屋外に放置しないよう注意を呼びかけています。