宮城県多賀城市の東北歴史博物館で開催中の「世界遺産 縄文」では、縄文時代の土偶や土器、約420点が並んでいて、その展示の中から、見てほしいポイントを紹介していきます。
最終回は「縄文のアイドル」です。
唐草文様の装飾。
柔らかな曲線のボディそしてなんといっても、このお顔!

青森県つがる市の亀ヶ岡遺跡から発掘された「遮光器土偶」です。(展示は複製品です)

土偶といえばこれ!と言っても過言ではないほど有名な、遮光器土偶界のナンバーワンアイドルです。
明治時代に発掘されて、国の重要文化財に指定されています。
雪の反射を防ぐためにつけるスノーゴーグル=遮光器に似ていることからその名前がつけられましたが、実は、これは遮光器ではない、と考えられているんです。

目を強調していった結果、だんだん大きくなってしまった!という説が有力。
顔からはみ出しちゃってるけど、かわいいから大丈夫。

東北歴史博物館・学芸員 小野章太郎さん
「実はこの目の間にある穴、これが口だといわれている。口が上についていて、『へそ』をまげているような、への字のようなものが口の所にあるがこれは『あご』」

どんなことを考えている表情なのかなあ。
ほかに、宇宙人をモチーフにしたという説も?信じるか信じないかはあなた次第…。















