
ブドウは今年も順調に育っているようですが、記録的な暑さが続く今年の天候の影響はなかったのでしょうか?

(与重ぶどう園 蒲生庄平さん)
「春先に日照が少なくて5月も気温が低くて。去年に比べてゆっくりかなと思ったのですが、6月になって一気に気温が上がって、追いついたというか生育は去年並みに早くなった」

こちらは、紫波町の5月から7月までの各月の最高気温の平均です。
過去30年間の平均と比較すると、5月はやや低いものの6月と7月は3度から4度高くなりました。
そのため、作業にも影響が・・・。

(与重ぶどう園 蒲生庄平さん)
「短い期間にやることが一気に増えて、かなりてんやわんや。あれもやらなきゃ、これもやらなきゃみたいな」

また、6月と7月は雨も極端に少なく、土壌の水分が十分でないことから例年に比べるとブドウは小粒傾向だということですが、品質に大きな崩れはなく一安心です。

(与重ぶどう園 蒲生庄平さん)
「自然には逆らえないですけど、なんとか無事に少しでも多くのものを収穫出来て食べてくれる方に届けられればいいと思います」

たわわに実るブドウの一粒一粒には生産者の人知れぬ努力が詰まっていました。
与重ぶどう園では品種を変えながら10月上旬まで収穫と出荷が続く見込みです。

天気とにらめっこしながら手塩にかけて育てた、甘くみずみずしい蒲生さんのブドウ。今がまさに旬のこの時期に味わってみてはいかがでしょうか?














