山陰地方は大気の状態が不安定となり、26日夜から激しい雨や雷雨となり、27日朝鳥取県米子市では住宅火災も発生しました。
避けるのは難しい落雷ですが、火事になる可能性を下げる方法はあるようです。
26日夜の米子市。上空に稲光が何度も走る様子が確認できます。
島根県松江市でも、雷の光で何度も夜空が明るく照らされていました。
前線や湿った空気の影響で昨夜から大気が不安定な状態が続く山陰地方。
島根県飯南町では昨夜観測史上最大となる1時間に76ミリの非常に激しい雨が降りました。
そして、27日朝も激しい雷雨に見舞われた米子市では…
記者 澤田祥太
「こちらの住宅密集地で火災は起きました。原因は分かっていませんが近所の方によると大きな落雷音のあとに火が出たということです」
警察や消防などによりますと、27日午前8時前、「屋根から黒煙があがって火が見える」と119番通報がありました。
火はおよそ1時間半後に消し止められ、出火当時、3人が家にいましたが、逃げて無事でした。
近所の人は
「(落雷を見たあとすぐに)ガラスが割れる音、ガシャガシャガシャっていう木造だからなのかもう一瞬で火が回って」
27日米子市には雷注意報が出ていて、警察は落雷による火事とみて原因を調べています。
落雷による火事、いったいどうやって起こるのでしょうか?
鳥取県中部消防局 予防課 陶山博 課長補佐
「落雷火災は雷が住宅に落ちた際に発生する異常な高電圧が建物内部に侵入し屋根裏の配線や家電製品がショートしたりすることで火災につながることがあります」
こちらの管内でも屋根裏からの出火が多いとのこと。
落雷自体を避けるすべはありませんが火災に繋がる可能性を下げる方法はあると話します。
鳥取県中部消防局 予防課 陶山博 課長補佐
「雷が鳴り始めたらテレビやパソコンなど電化製品のコンセントを抜いたり、雷対応のコンセントの設置が対策としてあげられます。落雷した場合にはブレーカーを落とし家屋や電化製品から出火していないか確認をしてもらう事が大切です」
出火してしまったらまずは安全の確保をし、迷わずに119番通報をして欲しいということです。














