日本画家・平山郁夫さんと写真家・土田ヒロミさんの作品を通して「日常」にある平和について考える展覧会が広島県尾道市で開かれています。

赤い炎に包まれた原爆ドーム。その炎は広島の街も覆っています。日本画家・平山郁夫さんの「広島生変図」の下絵です。15歳で被爆し、後遺症に苦しみ続けた平山さんが49歳の時に描きました。

平山郁夫美術館 吉田守 学芸員
「不動明王が街を見守っているという風な構図でして、これは広島の街が復活したということを象徴的に表している」

平山郁夫美術館で開催中のこの展覧会は、「日常」を視点に据えています。こちらは写真家・土田ヒロミさんが撮影した「弁当箱と水筒」。原爆資料館で収蔵する被爆者の遺品などを撮影した「ヒロシマ・コレクション」の一つです。

平山郁夫美術館 吉田守 学芸員
「(息子の)遺体にこのお弁当箱と水筒が一緒に残っていたということで息子の存在を確認したということも記録として残っておりまして」

79点の作品が並ぶ展覧会は、9月17日まで開かれています。