岩手県競馬組合の昨年度の決算が24日認定されました。これを受け、最終利益4億7200万円のうち、約1億8600万円を融資の返済に充てることが決まりました。返済は2期連続3回目で過去最高額です。

 県競馬組合の昨年度決算は、24日に開かれた県競馬組合議会で認定され、当期利益は4億7200万円となりました。
 県競馬組合は経営の悪化で2006年度末に県と盛岡市、奥州市からあわせて330億円の融資を受けて事業を継続した経緯があります。
 返済は単年度で1億円以上の利益を上げた場合に行うルールとなっていて、昨年度の最終利益をもとに返済額は約1億8600万円と決まりました。返済は2期連続3回目でこれまでで最高額となり、構成団体へ12月に振り込まれる予定です。
 24日の競馬組合議会では今後の返済方針について質疑がありました。

(県競馬組合管理者 達増知事)
「岩手競馬が将来にわたり安定的な事業運営を継続できるよう、構成団体融資の返済をしっかりと進めたい」

 管理者の達増知事はこのように述べ、引き続き努力する考えを示しました。