岩泉町の小学校で26日、土砂災害についての正しい知識を身につけてもらおうという出前講座が行われました。

岩泉小学校の4年生を対象に県の岩泉土木センターが行った出前授業では、児童たちが土砂災害の映像を見た後、町内の7か所で現在整備が進む砂防ダムの役割を学びました。

そして学校の裏山では、2021年に完成した砂防ダムを実際に見学しました。
砂防ダムは土砂災害の被害軽減の効果が期待される一方で、自分の身を守るためには普段からの危険な場所の確認や、万が一危険を感じた場合の早めの避難が求められます。

(児童は)
「(大切なのは)早く避難所に家族と一緒に逃げることです」
町内では2016年の台風10号による被害の復旧事業がこの秋に全て終了します。岩泉土木センターは今後、防災学習などソフト面の対策に力を入れるということです。