熊本県の天草市沖で赤潮が確認され、県は八代海全域に赤潮警報を発表しました。

県水産研究センターによりますと、昨日25日に天草市楠浦町の200m沖合で赤潮の原因となるプランクトン「カレニアミキモトイ」が基準値の約5倍確認されたということです。

このため県は八代海全域に赤潮警報を発表しました。

2022年に八代海でカレニアミキモトイが原因の赤潮が発生した時には、養殖のシマアジやトラフグなどが死に、約19億円の漁業被害が出ました。

今回の赤潮による漁業への被害は今のところ確認されていませんが、県は八代海について、赤潮の別の原因であるシャットネラ属の警報も出していて、警戒を呼びかけています。