アメリカのイーロン・マスク氏は25日、チャットGPTなどの対話型AIをめぐり、競争を不当に妨げているとして、アップルとオープンAIを日本の独占禁止法にあたる反トラスト法違反で提訴しました。

訴状によりますと、マスク氏が率いる対話型AI「Grok」を開発するxAIは、アップルがオープンAIの「チャットGPT」をiPhoneに統合したことで、「利用者はチャットGPTしか使えず、選択肢を奪われている」と非難しています。

また、アプリの配信ストアで「アップルは対話型AIの競合他社がランキング上位になることを妨げているほか、アプリの審査プロセスを長引かせている」などとして競争を不当に妨げていると主張しています。

マスク氏は今月11日、「アップルはオープンAI以外のAI企業がApp Storeで1位を獲得することを不可能にしている」などと不満を示し、法的措置をとるとしていました。

オープンAIは「マスク氏がこれまでも行ってきた嫌がらせの一環だ」とコメントしています。