事故の瞬間「ドーン。一瞬のことです」

大上かおりさん
「ドーン。一瞬のことです。後ろから1台の車が、追突してきました」
「子供は大丈夫かな?すぐにね、後ろ見たら、子供はね、大怪我してないみたいで、あ、よかったな。一瞬ほっとしました」
「一瞬ほっとしたら、本当にね、瞬きをしたその瞬間ぐらいです。次の瞬間に車の中に一気に水が入ってきました。海の中道大橋走ってたのに、ドーンって車がぶつかってきて、ぱって、もう次の瞬間水が入ってきた」
「どういうことか分かる?」
「分からないでしょう?」
「車の中に一気に水が入ってきて、車の中はもう真っ暗です。割れたフロントガラスからなんとか水面に出ました。水面に顔が出た瞬間に状況を理解することができました」
「橋から落ちたのです」
「見上げると頭上、みんなちょっと顔上げてみてください。頭の上、高さ5階建てぐらいのところから落ちました。多分ここの体育館よりずっと上かな。ドーンってぶつかって、本当瞬きした瞬間っていうぐらいの時に水がバーンって入ってきて水面に顔を出したら、高さ5階建てぐらいのところの橋から落ちたっていうのがわかったってことです」