8月23日に行われた「日韓首脳会談」。友好ムードが演出された今回の会談に一役買ったのが石破総理独自の“おもてなし”だったようです。記者が解説します。

「会場の外にまで笑い声が響くくらいの盛り上がり」 “石破カレー”でおもてなし

高柳光希キャスター:
8月23日、日韓首脳会談が行われました。

安全保障や地方創生・少子高齢化など、そして人的交流の拡大などについて話し合われました。

安全保障では、北朝鮮の完全な非核化に向け、アメリカを含め緊密に連携をしていくということです。

地方創生・少子高齢化などでは、協議する枠組みを立ち上げるとしています。

人的交流の拡大としては、ワーキングホリデー制度の拡充をするということです。

会談は、友好ムードだったということですが、「日韓関係を未来志向で、安定的に発展させていく」ということで一致したと言われています。

その裏で一役買っていたのが、石破総理の“おもてなし”でした。

石破夫妻主催の夕食会が行われ、“石破カレー”が振る舞われました。

さらには、石破総理の故郷・鳥取県のビール韓国式のウナギ料理、李在明大統領の故郷の郷土料理「安東チムタク」「安東焼酎」などが提供されたということです。

今回の会談は、日本としての手応えはどうだったのでしょうか?

TBS報道局 政治部 中島哲平 記者:
日本政府としては、かなり手応えを感じているようです。

少人数会合も、最初は20~30分程度で終わる予定でしたが、それが1時間ほどになり、かなり盛り上がったそうです。

その後の夕食会も、会場の外にまで笑い声が響くくらいかなり盛り上がっていたようです。

李大統領は、日本に厳しい対応を取ってくるのではとみられていましたが、6月のカナダ、そして今回は日本で会談する中で、日本と友好関係を築く、日本を重視する姿勢というのがすごく見えたということで、日本としては、かなり手応えを感じているようです。