韓国では「安定的な段階に跳躍」評価
高柳キャスター:
日本として手応えがある中で、韓国ではどのように受け止められているのでしょうか?

JNNソウル支局長 渡辺秀雄 記者:
とても大きなニュースとして取り上げられています。
韓国の紙面では、「韓日関係、安定的な段階に跳躍」と報じられています。
これまでは両国関係には「改善」という言葉が使われてきましたが、すでにそういう状況ではなく、安定期に入ってきているという評価になっています。
別の紙面では、「予測不可能なトランプ氏の前で…韓日が手を組んだ」という見出しがつけられていて、トランプ大統領の関税での圧力などが日韓関係を良い状態にしていったという解説になっています。
こうした好意的な内容が目立つ一方で、一部では「歴史問題などをめぐって有意義な進展がなかった」などとの指摘もされています。

街の人にも話を聞いてきましたが、首脳会談について多くの人が好意的に受けとめていて、50代の男性は「いつまでも歴史問題に縛られているわけにはいかない。日本と仲良く過ごせたら良い」、20代の女性は「最近鬼滅の刃を見てきた。日本とは交流を続け、良い関係に発展していけばいい」と話していました。
ある調査では、韓国で日本に対して「良い印象を持つ」と答えている人が、2024年から20%以上増えて、63%に上り、過去最高を更新しています。
こうした中で、政府間でも良い関係を作ろうという試みに対しては、一定の評価があったということだと思います。














