フェンシングエペ金メダリスト加納虹輝選手の名前を冠した加納虹輝杯。最終日の24日はエキシビションマッチがあり、世界レベルの剣さばきに会場が沸きました。
先月の世界選手権で、個人・団体ともに金メダルに輝いた加納虹輝選手。対戦相手は日本代表として同じチームで戦った浅海聖哉選手です。
立ち上がりは持ち前のスピードある攻撃で加納選手が先制。「加納選手は頼りになる先輩」と、チームメイトとして絶大な信頼を寄せながら「きょうは憧れは捨てます!」と宣言して臨んだ浅海選手が立て続けにポイントを奪い、リードを広げます。「ピストで暴れまくるのが自分の持ち味」と世界王者に挑んだ浅海選手。その後は加納選手に1度もリードを許さず、世界トップレベルの戦いを制しました。
東京オリンピックで、加納選手を擁する日本男子団体が金メダルを取った功績をたたえ、若手の競技力向上を目的に始まった大会。加納選手が自身の経験も踏まえ、参加選手に贈ったことばは・・・。
加納虹輝 選手
「正直基礎の練習っていうのは楽しいものではなかったりするんですけど、その積み重ねが今は生きてこなくても将来必ず生きてくるんですね。僕自身もそうやってやってきたので。初戦で負けてしまった選手、2回戦で負けてしまった選手たちも今後まだまだチャンスがあると思いますし、その選手が大学行ってからもしかしたらいきなり強くなる可能性もありますから。そういったこともあるので、諦めずフェンシングを楽しんでほしいと思ってます」
主要な国際大会すべてでトップを取った加納選手。今後も目の前の大会1つ1つ勝ちを重ね、次の世界選手権やオリンピックにつなげたいと目標を見据えていました。














