四大公害病の一つ「イタイイタイ病」の新たな語り部として、富山の75歳の男性が活動を開始しました。93歳で亡くなった義理の母親の闘病生活を初めて語り、今なお痛みに苦しむ人々に寄り添い、家族による支援の重要性を訴えました。

「イタイイタイ病」の被害の実態を伝える「語り部」として、24日、初めて講話を行ったのは、富山市の中坪勇成(75)さんです。

中坪さんは、去年8月に93歳で亡くなったイタイイタイ病の認定患者、中坪キミ子さんの義理の息子で、長年、足の痛みなどに苦しむキミ子さんの姿を見てきました。