奄美大島の宇検村で24日、81年前に沈没した学童疎開船「対馬丸」の慰霊祭がありました。

学童疎開船「対馬丸」は、太平洋戦争中の1944年8月22日、沖縄から長崎へ向かう途中、鹿児島県十島村の悪石島沖でアメリカ軍の魚雷を受け沈没。子ども784人を含む1484人が死亡しました。

多くの遺体が流れ着いた宇検村の船越海岸では24日、慰霊祭がありました。

(久志小中学校・5年生)「対馬丸の流れて来た人たちのことをきちんと思って、この慰霊祭などに次からも参加していきたい」

戦争を経験した人の高齢化で、今年の参加者に当時を知る人はいませんでした。