阪神淡路大震災がきっかけに

1995年、最大震度7を記録し6434人が亡くなった阪神淡路大震災。

このとき兵庫県にいて、高齢者を介護するボランティアに携わったことが現在の活動の原点になったと黒船さんはいいます。
黒船満さん
「私は全国のデイサービスを津々浦々見させていただきまして、どこも画一的な施設が多いなと思いまして。黒船がペリー率いる4隻の船が来航しまして、歴史に風穴をあけた部分がピタリとコンセプトにきまして」
介護事業を始めるにあたり全国1000軒以上のデイサービスを見学したという黒船さん。
しかし、どこも似たような画一的な施設とサービスばかり。

そこで目指したのが「介護とエンターテインメントの融合」でした。

男性スタッフ
「介護業界は3Kですよねやってる自分たちが楽しくないと、利用者さんだったりとか、やっぱ楽しさは感じないのでそれが多分利用者様にも伝わってるのかなと信じています」
男性スタッフ
「すごく新鮮な気持ちというか、仕事でもかっこいい服装ばかりなので仕事に専念できております」
多くの介護施設が深刻な人手不足

しかし、多くの介護施設が深刻な人手不足に苦しんでいるのが現実です
2040年度にはおよそ272万人の介護職員が必要となりますが現状のまま推移するとおよそ59万人が不足すると予測されています。
多くの施設が人材確保に苦労する中、黒船デイサービスの状況は異なります。

黒船満さん
「SNSで見て頂いて、皆さん県外から来られている方は多い。10年以上経っていますが、(人材不足を)感じたことは一回もない」