「いざ、マイホームの購入」となったときに検討が必要なのが「住宅ローン」です。

八十二銀行営業企画部 小池亜理沙さん:「30年以上の借入を選択する人が大半。20~30代もかなり増えているので(月々の)返済金額を少しでも減らす必要があったり、長く借り入れる選択が出来るので40年の長いプランで検討する人も増えている」
県内10か所にローンの専門窓口を設置する八十二銀行。
平均の借入金額は、4年前(2021年度)はおよそ3400万円でしたが、今年度(4月~7月末)は4000万円となり、年100万円単位で最高額を更新し続けているということです。

また、金利については近年、「変動型」に人気が集まっていましたが、最近は住宅ローンの金利も「上昇局面」となり「固定型(選択10年)」を検討する人も多くなっているといいます。

また、ローンを組む際に「保証プラン付き」を選ぶなど、保険の見直しなどを含め総合的にお金の使い方を検討する人が増えているといいます。
八十二銀行営業企画部 小池亜理沙さん:「従来だと死亡保証を中心としたシンプルな保証が主流だったが、三大疾病・重度慢性疾患・それ以外の病気やけがについても幅広く出ていて、興味を持つ人も増えている。欲しいお家・建てたい場所の選び方も重要だと思うが、理想のお家を実現するためにどれくらい借り入れが出来て、どれくらいの予算の中で、家を取得出来るかの目安を作ってもらうのがいいのでは」
八十二銀行によりますと、長野や松本など市街地ではマンション需要も高まっていますが、県内では「郊外で子育てをしたい」と依然として戸建てが人気だということです。
資材の高騰や金利の上昇は今後も続く見込みで、いつ買ったらいいかは悩みどころですが、取材したどの担当者も「買い時」は、自分のライフイベントに合わせて「今だと思ったその時」だと話していました。