一方、松本市街地でも新たなマンションの建設が進んでいる一方、郊外では大型分譲地の販売が始まっています。

市街地から車で30分ほどの村井町南では、セキスイハイム信越が東京ドーム1個分以上の5万3000平米余り、116区画の分譲地を造成しました。
去年10月から販売を始めてすでに23棟が建てられ、18区画が成約済みです。
その一角に建てられたモデルハウス。

セキスイハイム信越 齋藤勇太さん:「入ってまず、最初に広がるのがリビングダイニングキッチンです。キッチンではシンクとコンロの部分が対面に分かれた設計で2列型キッチンを採用しています」
コンロの上にある換気扇が壁際に寄せられた開放的な空間。昨今、増えているというリビングを見ながら料理をしたいという要望に対応しています。
一方、ランドリールーム。
「共働き世帯」からの希望が多いというデザインが、洗濯機の向かいのラックと作業台です。
セキスイハイム信越 齋藤勇太さん:「共働き世帯が非常に多くて日中家に誰もいない状況で室内干しをする家族が多いです。乾いた洋服をアイロンがけしたり、畳んだりと非常に大変な家事のひとつですが、それをスムーズにできるようにすることで負担を少しでも減らそうという設計です」
トレンドを取り入れ住む人の夢を叶えながら設計できるのが戸建て住宅の強み。
一方、防犯や防災の観点では不安を感じる人もいます。
そこで最近注目を集めているのが、サッシにセンサーを付けることで外出中でもスマートフォンに鍵が開いたことを知らせてくれる防犯システム。
さらに、大雨の時の浸水を防ぐために庭の地下に貯水槽を設ける人も増えているということです。

こちらのメーカーでは、およそ200平米の土地でモデルルームと同じような仕様にした場合、土地がおよそ1300万円、建物がおよそ5800万円とのことです。
セキスイハイム信越 齋藤勇太さん:「注文住宅の場合、お客様の要望=どんなおうちでどんな暮らしをしていきたいのか将来にわたってニーズをヒアリングして、それをイチから図面に書き起こしていくという世界で一つのマイホームを作り上げられるというのが戸建て住宅の最大の魅力です」

こちらは国交省の調査による新築の注文住宅と土地にかかる資金の推移です。
昨年度は全国平均で建築資金が4500万円余り、土地の購入資金は2000万円余りとそれぞれ2019年度から5年連続上がっています。
セキスイハイム信越 齋藤勇太さん:「世界情勢などを見ていても、今後も住宅の価格は右肩上がりに上がっていくのではないかという声が聞こえてきます。少し先に…と考えていた人が今まさに動いていこうと考え始めた人が多いように感じます」