資材の高騰で住宅の価格も上がっていますが、一部の新しいマンションや大規模な分譲地の販売は好調のようです。最近の傾向や、購入に必要な住宅ローンなど、最新の住宅事情を取材しました。

間仕切りで空間の印象が変わるリビング・ダイニングや、寝室とつながるウォークインクローゼット。
長野市中心地の商業施設「アゲイン」の跡地に建つ分譲マンション「Brillia長野北石堂ALPHARESINDENCIA」のモデルルームです。

ブリリア長野北石堂販売担当 東京建物 松田英希さん:「長野市内最大規模、総戸数267戸の分譲マンション」
不動産大手の東京建物と穴吹興産の共同事業で、地上15階建て。70平米台の3LDKを中心とした、総戸数は267戸です。
今年1月に着工し、2年後の完成を目指して現在は、建物の基礎工事が進められています。

ブリリア長野北石堂販売担当 東京建物 松田英希さん:「立地でいうと、(長野)駅から徒歩5分であったり、元々アゲインがあった場所で、ある意味長野の象徴的な場所」
市街地のマンションは、交通や生活の利便性が、大きなメリットになりますが、近年は、省エネ設備などの注目が高まっているといいます。
ブリリア長野北石堂販売担当 東京建物 松田英希さん:「ZEH(ゼッチ)=機密性が良くて冷暖房の効率も良い。快適だし、環境にもよく建てられているのが最近の傾向、お客様もそういった目線で選ぶ人が増えてきている」
一方、デメリットに挙がるのが「手狭なイメージ」ですが…
表通りに面した棟の角部屋の面積は90平米以上。広々としたリビングをはじめ、部屋ごとにゆとりを持った空間に。
キッチン・洗面所・浴室と水回りがひと続きになっているいわゆる「家事ラク動線」も取り入れられています。
多様なライフスタイルに対応しながら、マンションでも十分な広さを確保できます。

気になる販売予定価格は、2LDK(50㎡台)で3000万円台から、3LDK(70㎡台)は4000万円台から、4LDK(90㎡台)は7000万円台から1億円を超える部屋も。
4月の受付開始以来、問い合わせはすでに1000件を超えていて、その半数は県内在住の人ですが、Uターンを見越した需要もあるといいます。
ブリリア長野北石堂販売担当 東京建物 松田英希さん:「結婚して、子どもが生まれたからというのをきっかけにした30代の方が多い傾向はある。ただ、最近は住み替えの方もいて、年齢層は幅広い。60代で2軒目、3軒目の買い替えをする人もいる」
資材や人件費の高騰などからマンションの価格は年々上昇。

国交省のまとめでは、2010年を100とした時の価格指数は、マンションの上げ幅が最も大きく、今年4月で213、つまりおよそ2.1倍に。
戸建て住宅の118を大きく上回っています。
ブリリア長野北石堂販売担当 東京建物 松田英希さん:「アクセスが整っている駅(の近く)としては、まだ金額的には手が届きやすいのではないか。どの時代もどの世代もそうだが自身の購入したいな、購入できる物が欲しい場所にあるなというのが購入のタイミング」