盛岡市出身で新作映画「宝島」の公開も控える映画監督、大友啓史さんの講演会が盛岡市内で行われ、大友さんは岩手を舞台にした映画づくりへの意欲を語りました。
この講演会は、岩手県文化振興事業団の創立40周年を記念して行われたものです。
大友監督は22日、県民ら300人を前に、「文化のチカラシネマとアートからみる岩手」と題して、映画づくりについて話しました。
これまで手がけた作品で積極的に岩手をロケ地として利用している理由については次のように語りました。
(大友啓史監督)
「映画、岩手三部作を大林さんの尾道三部作のように作りたいと思って狙ってはいる」
大友監督は、映画監督の大林宣彦さんが、ふるさとの広島県尾道市を舞台にした映画を制作してきたことを例に、作品づくりへの意欲を示しました。
また、映画という芸術の視点で岩手を紹介することによって、県民にもふるさとの良さを感じてもらいたいと訴えました。
(大友啓史監督)
「地元のよさとか地元の風景とか、地元のいろんなものとか自分の知らないものを発見するのが面白くて、なんとかそういうことは続けたいとは思っている」
大友さんは今後も映画の力で、岩手の盛り上げに貢献する考えです。














