岩手県平泉町では22日、地元の小学生による、自分たちで収穫した地域特産のメロンの販売会が行われました。
用意された100個のメロンは40分ほどで完売しました。

平泉町特産の「黄金メロン」を販売したのは地元の平泉小学校の5年生44人です。
町内の毛越寺の駐車場で行われた販売会には、自分たちが植えた苗から20日に収穫したメロン100個が用意されました。

平泉の黄金文化から名付けられた「黄金メロン」は、1本の苗から1玉のみを収穫することで生み出される上品な甘味と香りが特徴です。
2025年の生育は暑さが続いたため順調で、児童が収穫したメロンの中には重さの平均を大きく上回る3キロを超えるものもありました。

22日午前10時半に始まった販売会は、開始直後から行列ができるほどの盛況ぶりでした。

(メロンを買った人は)
「意外に重いですね。買えてよかったです」

児童たちが役割を分担しながら売ったメロンは販売開始から40分ほどで完売しました。

(児童は)
「自分たちが育てたメロンがこんなに大きくなっていろんな人に食べてもらえるのがすごく嬉しい」
「自分たちで収穫したから皆に食べてほしい。大きな声を出してたくさんの人に買ってもらえるようにがんばりました」

メロンの生産の現場から販売までを体験した児童たちは、地域が誇る特産品への理解を深めました。