去年8月、福岡市早良区で軽乗用車で路線バスに衝突し、娘2人を死亡させたなどとして過失運転致死傷の罪に問われている母親の裁判です。

検察側は、母親に禁錮4年を求刑しました。

無職の古賀千尋被告は去年8月、福岡市早良区で軽乗用車を運転中に路線バスと衝突し、後部座席に乗っていた娘の優麗愛ちゃんと麻里愛ちゃんを死亡させたほか、バスの乗客など4人にけがをさせたなどとして過失運転致死傷の罪に問われています。

22日の裁判で、検察側は「カーナビを注視したまま対向車線にはみ出した。最も基本的かつ守るべき注意義務を守らなかった」などと主張し、古賀被告に禁錮4年を求刑しました。

一方、弁護側は「被告は2度と運転しないことを約束するなどしていて再犯の可能性がない」などとして寛大な処分を求めています。

この裁判の判決は9月24日に言い渡される予定です。