コメの高騰などを受けて、7月の全国の消費者物価指数は3.1%上昇しました。上昇幅は前月より縮小したものの、8か月連続で3%台の高い伸び率です。

総務省が発表した7月の全国の消費者物価指数は、価格変動の大きい生鮮食品を除く総合が111.6となり、前年同月比でプラス3.1%となり、47か月連続の上昇となりました。

上昇率は3.3%だった6月からわずかに縮小しましたが、食料品の値上げなどを受け、8か月連続で3%台の高い伸び率です。

特に、コシヒカリを除くうるち米は前年と比べ89.9%上昇したほか、チョコレート、コーヒー豆、鶏肉などが大幅に上昇しました。

通信料は、大手通信事業者の新料金プランによる実質的な値上げなどの影響で11.8%上昇しました。

また、価格の高騰が続く生鮮食品を含む総合は111.9となり、前年同月比で3.1%上昇。

総務省は、猛暑による野菜の不作などで生鮮食品の価格が上がる「猛暑インフレ」の影響もあると分析しています。