JR九州は、昨年度の利用状況について1キロあたりの1日平均利用者数が2000人を下回った路線を発表しました。
JR九州の古宮社長は「鉄道の特性をどのように果たしていくのか考えていきたい」と述べました。

JR九州 古宮洋二 社長
「人口減少は鉄道事業にとっては大きなマイナス要素ですので ある程度減っていくのは仕方ない。鉄道の特性をどのように果たしていくのか考えていきたい」

JR九州は20日、昨年度の利用状況について発表しました。
1キロ当たりの1日平均利用者数について2000人を下回った路線は13路線16区間で、いずれも赤字となり総額は48億円あまりに上っています。
このうち存続か廃止などを議論する協議会の設置目安となっている1000人を下回る路線は日田彦山線の田川後藤寺~添田など11路線12区間となっています。
これについて古宮社長は21日の会見で、「日常利用をいかに増やしていくか」とした上で、「どういうかたちが地元にとって望ましいのか丁寧に話し合っていきたい」としています。