大雨の影響で青森県内では通行止めや土砂崩れ、道路の陥没などが起きているほか、交通機関への影響が続いています。

十和田市の奥入瀬渓流沿いでは、土砂崩れの影響で国道102号で21日も通行止めの看板が設置されています。

記録的大雨となった休屋など十和田湖周辺では、国道の5つの路線が通行止めとなっていました。(※午前10時現在で2路線は解除)

このほか、新郷村と三戸町、西目屋村で一部が通行止めとなっています。

また、県南地方でも被害が確認されています。

中澤美寿妃 記者
「降り始めから降った雨の量が100ミリに迫る平川市です。道路が大きく陥没しています。近くには、ひび割れのようなものが確認できます。高速道路に乗り込む車が多くみられるこの場所できょう未明、この陥没にトラックがはまる事故がありました」

道路が陥没したのは、平川市碇ヶ関の国道7号です。
21日午前3時ごろ、大型トラックが穴に落ちてパンクしたと警察へ連絡があったということです。

警察が現場へ到着するまでの約30分の間にトラックや乗用車あわせて6台がパンクし、路肩に車両を寄せていました。警察によりますと、穴の大きさは直径1mほど、深さは約1mだとしています。

平川市では、この道路の陥没のほか市内4か所で土砂崩れが確認されています。

また、交通機関への影響も続きJRは奥羽本線と五能線の一部区間で「運転取り止め」や「見合わせ」が続くなど、これまでに八戸線を除く県内の在来線4路線で39本の運休が発生しています。