大町市が発注する工事の予定価格を市の職員が業者に漏らしたとされる事件の初公判が開かれ、職員と元社長の男はいずれも起訴内容を認めました。
公契約関係競売入札妨害などの罪に問われているのは、大町市の職員で57歳の男と、神奈川県に本社を置く電気設備会社の65歳の元社長の男です。

起訴状などによりますと、2人は去年、市が発注する図書館や運動場の照明をLED化する工事の一般競争入札を巡り、職員が元社長に予定価格を教えて落札させることで、公正を害した罪などに問われています。

長野地裁で21日開かれた初公判で2人は、起訴内容を認めました。