全日空は19日に今年度の冬ダイヤを発表し、富山空港発着の札幌便について平日を中心に60日程度運休することを明らかにしました。利用者からは「不便だ」「困る」といった声が上がっています。

全日空が発表した冬ダイヤによりますと、これまで富山ー札幌間を1日1往復していた札幌便について12月から来年2月にかけて平日を中心に60日程度運休するということです。
全日空は運休について、燃料費などの高騰を踏まえ、需要が比較的少ない12月から来年2月の時期に運航を休止することで、札幌便の収支改善を図ることが目的だとしています。
札幌便の利用者は次のように語っています。

帰省で利用した人
「帰ってくるまでの便が減ったら、ここに居られる日数も変わってくるのでそこが心配」
石川県の利用者
「小松より富山のほうが(予約が)取りやすくって、こっちは駐車場も無料で置いて置けるから10年くらい使っているんですけど。困りますよね」
観光での利用者
「一回たぶん東京経由とかになるとやっぱり不便」
帰省で利用者
「どうしようかなってところです。東京まで夜行バスで行って他の航空会社乗り継いだほうがいいのか色々考えないといけない」
この期間的な運休について全日空富山支店は、年末年始や「さっぽろ雪まつり」などの需要が多い時期にはこれまで通り運航するとしています。
富山ー東京・羽田便はこれまでと同様、3往復が維持されました。