薩摩川内市の田中市長らが20日、塩田知事に、川内港の機能充実や子育て支援など市政の振興に向け、25項目を要望しました。

塩田知事に要望書を手渡したのは、薩摩川内市の田中良二市長です。薩摩川内市は毎年、知事に対し、市政の振興に関わる国や県の事業について要望活動を行っていて、20日は川内港の機能充実、原発の安全確保や子育て支援など25項目を要望しました。

国と鹿児島県が整備を進める川内港唐浜地区の国際物流ターミナルは、2027年度末の完成を目指していて、唐浜ふ頭は今年度末に暫定供用が始まる予定です。要望書では、円滑な荷役作業のため、冷蔵・冷凍コンテナの電源と荷物を一時保管する建物の早期整備などを求めました。

(薩摩川内市・田中良二市長)「川内港における円滑な物流、貿易が継続し拡大するような現場を作っていただきたいと強く申し上げた。期待している」

また田中市長は、障害のある人やひとり親家庭が対象の医療費助成制度について、医療機関の窓口での支払いがない「現物給付」にすることなども要望しました。