もどかしい思い「よりにもよってなんでこのタイミングで」

コメ農家・山下祐介さん「もどかしいというのが一番大きい。お米を買ってくださるお客様から今年はどうですかと問い合わせをいただいていて、なかなか出せる量がなくて半分お断りした方もいる」「作付けが減った、機械が地震でつぶれた、田んぼも作付け思うようにいかず、面積が減って出したくてもコメの値段がいい。気持ちの中ではなんだろうな。よりにもよってなんでこのタイミングで上がったんだろうと感じてしまう」

能登では水不足の心配もありましたが、山下さんの田んぼのコシヒカリは今のところ順調だということです。

山下さんによると、地震の前から平均年齢が70歳前後と高齢化が進んでいたのに地震でさらに担い手が減り、コメ作りだけでなく、用水路や農道、イノシシの電気柵の整備、いろいろな人が関わって初めて成立する産業なので、地震による人口減少は死活問題だと話しています。