相次いだ不祥事を受け鹿児島県警が再発防止策を策定して1年です。県警の岩瀬本部長は19日、再発防止策について見直しを続ける考えを示しましたが、具体的な中身には触れませんでした。

相次いだ不祥事を受け、県警は去年8月、警部補以下の警察官が本部長に組織の問題を提言する内部チームをつくることなどを盛り込んだ再発防止策をつくりました。

策定から1年が経ち、19日の定例会見で岩瀬本部長は「これで十分とは言えない」とした上で、見直しを続けていく考えを示しました。

(県警 岩瀬聡本部長)「今(再発防止策の)見直し作業をやっているが、その中で抽出された課題を新たにまた反映させていく」

また、先月11日付で警察庁から異動した安達裕也警務部長は、県民の信頼回復に全力を尽くすと述べました。

(県警 安達裕也警務部長)「県警全体が組織として上手く機能するために、職員1人ひとりが働きやすいような職場環境づくり、こうした点にも注力していきたい」

ただ、再発防止策のうち、具体的に何を見直すかについては、「検討中」として言及しませんでした。