自民党氷見市支部の党員リストに記載されていた複数の人が党費を払っていなかった問題で、同支部は19日、6年間で193万円あまりの党費立て替えがあったことを認めました。立て替えは当時の事務担当者の独断とみられ議員の関与を否定。党員リスト記載の男性からは、うやむやな部分が多く納得できないとの声が聞かれました。

自民党氷見市支部 嶋田茂支部長
「このような大変不適切なことを長く行ってきたということは大変申し訳なく思っております」

自民党氷見市支部は19日に常任総務会を開き、3か月間にわたる党費問題の調査結果を発表しました。
これは氷見市支部の党員リストに記載されていた157人のうち、2015年から23年にかけて党員だった複数の人が党費を払っていなかった問題です。

23年分の党費約28万円は、前支部長で元県議の薮田栄治氏が私費で肩代わりしたとされ、22年以前の党費についてはことし5月以降、支部が肩代わりの有無を調査していました。
嶋田支部長によりますと、党員リスト記載の157人のうち、党費を払った記憶がない人が31人いて、2017年から22年までの6年間で、計193万8500円を支部が立て替え払いをしていた形跡があるということです。