国立公園内の生態系の維持を目的に19日、岩手県雫石町で特定外来生物の「オオハンゴンソウ」の駆除が行われました。

オオハンゴンソウは、北米原産のキク科の植物で繁殖力強く他の植物の生育を妨げる恐れがあることから環境省が特定外来生物に指定し、許可なく栽培することなどを禁じています。

オオハンゴンソウの駆除は、十和田八幡平国立公園盛岡管理官事務所が雫石町と共同で2015年から行っているもので、19日はボランティアも含め23人が参加しました。

(岩手県立大学 渋谷晃太郎名誉教授)
「国立公園とか環境が大事なところはできるだけ外来生物を減らして、健全な生態系を維持していく」

19日は合わせて799本のオオハンゴンソウが駆除されました。

この活動は8月26日にも町内の別の場所で行われる予定です。