熊本市交通局の運営について審議する有識者会議が開かれ、委員からは熊本市電(路面電車)の安全運行に関する注文が相次ぎました。

井芹和哉 交通事業管理者「責任を痛感しているところ。誠に申し訳ございませんでした」

交通局トップのお詫びから始まった8月19日の有識者会議には、大学教授など4人の委員が出席しました。

交通局側は今年3月に起きた市電同士の追突事故など運行トラブルが相次いでいることを謝罪した上で、長期経営計画の進捗状況を報告しました。

この中で、乗務員の育成や市電の利用者数が昨年度末時点での中間目標の数値に届いていないことなどを説明しました。

委員「正直に言いにくい雰囲気が組織にあるのではないか」

会議では市電の安全運行に関する質問が相次ぎ、交通局側は組織改革に向けた取り組みを説明して、理解を求めました。