2つの“偽装”手口「本社は廃棄を減らせなどの通達はしていない」

偽装の手口は主に2つ。
▼1つは、店内で調理した後、消費期限のラベルをすぐに貼らず、1~2時間程度経ってから貼ることで、消費期限を引き延ばしたというもの。

▼2つめは、すでに消費期限のラベルが貼られていた商品を引き上げ、ラベルを貼り直して陳列。意図的に消費期限を延長させたというものです。

消費期限ラベルをすぐ貼らなかったことについて、社員は「おにぎりを作成しているスタッフが忙しくて、客の対応をしていることがあり、ラベルをすぐに貼ることが徹底出来ていませんでした。レジで対応していてラベルを貼れないこともありました」とのこと。
朝や昼の時間帯は、ピークが2~3時間つづくため、この間、ラベルを貼れなかったといいます。

ミニストップ社員
「この店ではピーク時、十分にスタッフがいるとは言えない。店長は『大きな事をしてしまい、反省している』と話しています」

消費期限ラベルを貼り直したことについては...
ミニストップ社員
「1時間でも廃棄を遅らせたいという店舗が多かった。どうしても、廃棄時間を少しでも、という理由でやってしまったところが多いと聞いています。本社は、廃棄を減らせなどの通達はしていません」
別の関係者は、原因をこう推測します。
関係者
「原因は、やはり食品ロスを無くすためでしょうね。手づくりおにぎりは製造コストがかかる。廃棄を出せば、それだけ売り上げをむしばむことになる」

今のところ、健康被害の申し出は確認されていないそうですが、現在、おにぎりと弁当を含む、店内調理の総菜は全国のミニストップで販売が中止されています。
利用者
「信用は落ちる。どうしたら信用回復なんかできるのか。安くするとか言ったってそれはなんか違う」

ミニストップは、組織的な不正とは見ていないとしていて、全店に対する緊急調査の結果を速やかに発表するとしています。














